ETCカード

クレジットカードは年会費があるもの?

今日ほど多種多様なクレジットカードが未だ市場に流通普及していなかった昭和の時代、カードには各々年会費が設定されているのが当たり前でした。
その金額もカードのグレードやカード会社によって設定が異なり、年会費数万円単位から千円程度まで幅広く、年会費が高いカードにステータスを見出す価値感も見られました。
ですが「1人複数枚保有」が当たり前となった今日、各クレジットカード会社は新規契約者獲得や既会員の退会防止、更には会員へのサービスの一環として、手数料自体が大きく見直されています。

少し前までは「期間限定!今申し込めば年会費不要!」あるいは「初年度年会費ゼロ!」といった謳い文句が市場のあちこちで見られ、年会費無料自体が新規申込者にとって大きなメリットでした。
そして時は流れ、昨今では「年会費無料で当然」というのが現状だと言えるでしょう。
既に利用者が年会費を負担しない事自体にメリットが感じられない、そんな市場となっているのです。

実際に各社の自社クレジットカードの紹介サイトなどを閲覧しても、淡々と事務的に「年会費ゼロ」と綴られている程度で、この五文字が派手に赤文字で踊るような配信は見られません。
ですが、古くから全世界規模で利用可能なクレジットカード会社の中には、各々自社設定の年会費を利用者から徴収し続けている会社も見られます。
勿論利用者は納得の上でそれらのカードを利用している訳ですから、万人にとって「年会費無料だから得」という部分をカード選択の最優先判断基準とは言えない事を証明しています。

今も変わらず年会費万単位のカードは複数市場で利用され、多くの会員を有し、今も新規会員を着実に増やしているのも事実なのです。
年会費はカード各社にとって貴重かつ必要な自社運営資金です。
会員から徴収した年会費を適正に運営費に充当する事で、結果会員がより便利に自社カードを利用出来る環境を構築して行く流れこそが、最も好ましいクレジットカード利用環境だと言えるのです。

勿論年会費無料を謳うクレジットカード会社も、独自の色々なルートで運営費を捻出し、自社会員のフォローに努めています。
年会費に関しては、当然利用者からすれば「無料」であるに越した事はありません。
但し年会費を負担しても保有する事で、結果1年あるいは数年のスパンで検証すれば「年会費を負担してでもこのクレジットカードを所有していて正解だった」と思えるケースも当然想定されます。
あくまで利用者個人個人にとって、それが「無駄な出費」なのか「必要な先行投資」なのか、それが別れるのが「年会費」なのです。

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